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2004年3月20日 (土)

サヴァイヴのSF考証(らしきもの)

*現在21話まで全部観ているけど、記憶違いや見落としとかあるかもしれないです。
*基本的にこのアニメにおいて↓みたいな事柄はどうでもいい枝葉末節で、登場キャラたちの行動を楽しむ(シャアラたんとかなっ)のが本来の姿だろうから、まぁ寝言として軽く読んでもらえるとありがたいっす。

現在放映中のTVアニメにおいて舞台が異世界でなくて、現実世界の延長上にある数少ないSF(たぶん)アニメである、「無人惑星サヴァイヴ」。全編に漂う80年代っぽさと教育チャンネルの夕飯時という放映条件からしてぬるいサバイバルアニメと思われがちで(実際自分も思っていた)、シリーズ中盤まで見てきて実際その通りなのかもしれないが、そうではない可能性に期待しつつちょっと書いてみよう。

舞台となる時代は22世紀。(公式) http://www3.nhk.or.jp/anime/survive/ の情報によれば「ワープ」「重力制御」といったモノが可能になっているらしい。まぁこれは無人の惑星に漂着するためのお膳立てだから、「そういうものがある」ぐらいの解釈で良いだろう。救命艇(シャトル)の大気圏突入の描写もかなりアレだったが、とりあえず「お膳立てだから」ということで(笑)

[漂着した惑星]
 セリフ内にあったかどうか憶えていないが、ルナたちが時差ボケに悩まされたりしている描写が無いことから、地球と同じ24時間前後の自転周期と思われる。海には潮汐もあり、地球と同じような大気組成に気温。画面に変な色合いが出てるようでもないので見えている恒星も太陽と同じG型の主系列星なのだろう。同じようにでかい衛星もある。…・都合が良すぎるが、そうでなければサバイバル話にならないので良しとしよう。

[生物/海]
 海には地球のものと良く似た魚類、沖合には大型のムカデ(脚は無いが)のような怪物が居て、着水直後のシャトルを襲撃している。節足動物(胴の表面のラインがウロコでなくて節だとするならば)のようだが触手を持ち、目は複眼では無いというどう分類したものか悩ましい形態(蛇だとすると頭部が…)をしているが、少なくとも地球由来の生物ではないと考えてよいだろう。この生物の存在を見る限り、舞台となるこの惑星が「じつは太古の地球だった」というオチの可能性はほぼ無いと見てよいはずである。(登場人物たちもわざわざセリフで言ってるし(笑))

[生物/島]
 シリーズ冒頭から七人に次々と襲い掛かる大自然の脅威…というのを強調したかったのか、島に上陸してからも次々と巨大な動物が登場する。
象みたいな大型草食獣「パグー」。小型のカンガルー似の生物「トビハネ」を捕食していると思われる「オオトカゲ(名前あったっけ?)」。どう考えてもトビハネサイズの生物を捕食しているとしか思えない、巨大かつ異常に俊敏なウツボカヅラ似の植物。東の森でのみ登場する「巨大イノシシ(みたいな生物)」「巨大アメリカザリガニ(のようなもの)」。それ以外では島全体に、海鳥や蛇、川魚はまるで地球のように普通に存在しているらしい。
 ここで、まず思ったのは島のサイズに対して大型の生物が多すぎるのではないかという事。

(1)オオトカゲ(仮)・島には果肉を持った実をつける植物が豊富に存在しているらしく、それを食べる他の生物が登場していない事(ただし21話にてネズミのような生物も登場)からしておそらくトビハネがそれを消費していると考えられる。そのトビハネを捕食するオオトカゲがこの島の生態系の頂点に立っているだろうという事はまぁ不自然ではない。(なぜ一匹しか姿を現さないのかという謎は残るが(笑))
*孤立した島でトカゲが生態系の頂点に立った例

(2)パグー・最初の頃は地響きと共に登場していたような気がするのだが(爆)。そのサイズからしてこれを捕食する存在はいないと思われる。「みんなの家」の基盤になっている巨木の葉を好んで食しているようだが、はたしてあの巨体を維持するだけの同種の木の葉はこの島に存在しているのだろうか。

(1)のオオトカゲについては13話で唯一登場していた一匹が倒されて以来、他の固体が登場しないためどの程度生息しているのかは見当が付かない。
で、(2)のパグーがこの島において最も不自然な存在だったわけだが、15話「何もかも大きな森」のエピソードによって、実質「何でもあり」の状態になってしまった。東の森の昆虫や植物が巨大なのは「遺跡」周辺の重力異常(低重力)によるものであると想像できる。(陸上における昆虫の大きさの限界は、その外殻が自重を支えて維持できる限界で決まる)。巨大イノシシの存在から東の森では昆虫やザリガニ以外も生存できるらしい事や、次週(22話)の予告から考えるとパグーも本来この低重力環境で生息していたと説明できてしまう可能性が高い。

 後出しジャンケンである(笑)*

(*注)もちろん制作期間を思えば最初から考えられていた設定であろう。
視聴者に「この設定は変だ」「この動物はこの島には変だ」と思わせておいて、後から「謎の○○」を登場させることによって、不自然な事物自体が実は伏線だったと言う事が明らかになる。一歩間違えると後でつじつま合わせたように見えてしまう危険もあるが(^^; 実に巧妙であるといえよう。

 生態系以外の事柄、「みんなの家」や今週(#21)登場の洞穴の家など、シャトルの金属板から削りだした手作りのノコギリで切り出したとはとても思えない綺麗な板張りになっているのも、この島の樹木が(遺跡付近以外でも)低重力によりスカスカ→加工が容易である為とも解釈できないことも無い。

 とりあえず「東の森」「遺跡周辺の重力異常」の設定により、この島の不自然な(サバイバルに都合よすぎる(笑))生態系は、今後どんなデタラメな珍生物が登場しても辻褄合わせが可能になってしまった。この事から考えると「遺跡」から噴出している「赤外線反射物質」と呼称されているモノも、この呼称以上の機能を持っている可能性は充分に予想できる。実際島を覆うように上空に滞留できているし。

 ここ数話のエピソードにより島の生態系と気象が「遺跡」のコントロール下にある事が見えてくると当然次に予想できるのは○とか○とか○であるが、そこはまぁ黙って見守ることにしたいと思う(^^;

久々に現れたSFアニメらしい展開になるところを期待しておきたい。


*注・なんかアレな文章だけど褒めてる意味なので念のため(^^;

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